レイアウト無視で適当に書けるって素敵。
何という開放感。
寝る前のヒマ潰しにはもってこいですね。
新しいブログ作って良かったです。

個人的に好きな作家で、大石圭という人が居ます。
基本、ホラー作家で、映画呪怨のノベライズとかもやってました。
軽く知ってる人は、そのイメージが強いと思います。
面白いか面白くないかで言うと、正直自信が無いですが、単純に好きな作家っていう感じです。

この人の本で初めて読んだのが、『処刑列車』という作品。
概要としては、電車の中でいきなり目的不明のテロリストみたいな奴らが人殺しまくって大騒ぎっていう、身も蓋も無い話なんですが、この作品の中で描かれている「純粋な悪意」っていうテーマが非常に気に入りました。
その後の作品にも言えるんですが、個人的にツボる設定が多いんですよね、この人の作品。

ネジが飛んだ設定、突拍子も無い設定なのに、妙に自分の中の何かとシンクロするというか、「わかる」って感じです。
誰でもちょっと考えたことがあることを、作品に仕上げちゃうとこなんですよ。好きなのが。

例えば『邪な囁き』という作品。
主人公は、「絶対やっちゃいけないことを、やらずにはいられない病」というやっかいな性格です。
そしてこれも共通する作品が多いんですが、異常な主人公は基本、表向き品行方正だったりします。
確かこの作品の主人公はパイロットだったと思います。
いや、間違いなくパイロットです。
このパイロットさん、うまいことバレないように、とんでもないことするんですよね。
高速走ってる車にでっかい石落としたり。
でもそういうのって誰でも一度は考えると思うんです。やらないだけで。
俺の通ってた中学とか、体罰酷かったんですが、特に怖い先生が居ました。
そのヤバイ先生の授業中、どうしても妄想してしまうのが「今、胸ポケットからタバコ取り出して、いきなり吸い始めたら、どういう事態になるのか」みたいなことです。
先生がどういうリアクションをするのか。
周囲がどんな反応をするのか。
気になってしょうがないというか何というか。
当然、やる度胸なんて1ミリも無いんですが、妄想しちゃうんですよ。
そういう「あるある」を作品にしたのが『邪な囁き』だと思います。

ほぼ全作品読んでますが、この人「人間のどす黒い部分」を書くのが非常に得意なんです。
だからテーマや設定が異常でも、変に共感するんですよね。

特に『60秒の煉獄』とかがそうで、オムニバス形式の作品なんですが、共通するのは「ある日突然、60秒だけ時間を止められる能力をもらったら、人はそれをどう使うか」っていうものです。
とんでもないこと考えた人は、多分、それが書いてあります。
興味があったら読んでみてください。

他にも、殺しアリアリの地下格闘技がテーマの作品だったり、人の肉食べるのが止められない医者の話だったり、ぶっ飛んだ作品が多いので、面白い・・・とは言い切りませんが、人によってはハマるタイプの作家さんだと思います。
文章読みやすいですしね。

最後に、この人の作品の最大の特徴ですが、「ほぼ毎回フェラシーンがある」
好きなんでしょうかね。
こだわりを感じるくらいの頻度で出てきます。
後は・・・「舞台がほぼ神奈川」
これは住んでるところの問題でしょうね。
こうやって書くと、あまりうまいタイプの作家さんに思えないですが、好きなんですよ。

変に共感する部分の多い作家さんですが、一つだけ理解できないところがあります。
それは自分が所帯持ち。且つ娘が居るという私生活を送りながら、家族や娘が斜め上レベルで酷い目に遭う話を、平気で書いて発表するところですね。
『人を殺す、という仕事』とか、えらいことになりますし。
これは多分、上で書いた『邪な囁き』の主人公のような「怖いもの見たさ」の延長で生きてる人だからなんでしょうけど、レベルが俺の遥か上を行っています。
それか、私生活と作品を完全に切り離して創作できる人なのか・・・
いや・・・作品の舞台を自分の行動範囲に設定する人だから、やっぱり作品に自分が出ちゃうタイプの人なんでしょうかね。
作品と著者を同列視すると、中禅寺さん辺りに説教食らいそうなんで、深くは考えないようにします。
しかし俺、同じ環境で私生活送ってたら、そんな話は思いついても絶対書けません・・・
「思いつく」と「アウトプットする」じゃ全然違いますからね・・・

なんか、つらつら書いてたら眠くなってきたんで寝ます。
おやすみなさい。

楽だわこのブログ・・・




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